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9.9大促(99大促)ライブコマース攻略|日本企業が9月の中国セールで売上を伸ばす準備・戦略ガイド【2026年版】
9.9大促(99大促)ライブコマース攻略|日本企業が9月の中国セールで売上を伸ばす準備・戦略ガイド【2026年版】
POINT|この記事の結論
- 9.9大促(9月9日前後)は中国の「第4の大型商戦」。618・双11ほど知名度は高くないが、秋商戦の助走として消費者の購買意欲が最高潮に達する9月最大のセールイベントであり、日本企業にとって見逃せない商機
- 拼多多・淘宝ライブ・抖音電商の3プラットフォームすべてで9.9大促を展開。食品・日用品・コスメ・母婴(母子育児)カテゴリに強く、日本製品との相性が高い
- 7月中旬から準備を始めれば十分に間に合う。KOL手配・在庫確保・疎明書整備・社内研修を並走させる逆算スケジュールが成否を分ける
- 研修費用の実質負担軽減には人材開発支援助成金(審査制・支給保証なし)の活用が有効。ただし2026年改正により疎明書(受講料の価格根拠)提出が必須化しており、対応済み研修機関の選択が不可欠
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9.9大促(99大促)とは何か
起源と基本概要
9.9大促は毎年9月1〜9日前後に展開される中国の大型ショッピングイベントで、9月9日(9.9)をピーク日とする。「9」という数字が中国語で「長久(永遠・長続き)」を意味する吉祥数字であることから、9.9は商業的に縁起のよい日として定着している。
もともとアリババグループの「聚划算(ジュファスワン)」が農産物直販を促進する販促日として設定したのが始まりで、2013年ごろから一般消費財にも拡張された。現在は拼多多(ピンドゥオドゥオ)・淘宝ライブ・抖音電商(Douyin Commerce)の3大プラットフォームが競合的に9.9キャンペーンを展開しており、中国の消費者にとって「夏の終わりと秋の買い物準備」を象徴するイベントとして認知されている。
618・双11との位置づけの違い
| 指標 | 9.9大促 | 618 | 双11 |
|---|---|---|---|
| 時期 | 9月1〜9日 | 6月1〜18日 | 11月1〜11日 |
| 規模感 | ★★★☆ | ★★★★ | ★★★★★ |
| 主要カテゴリ | 食品・日用品・美容・母婴 | 家電・アパレル・全般 | 全カテゴリ |
| 競合KOL単価 | 相対的に低め | 高め | 最高水準 |
| 予算規模の目安 | 小〜中規模でも参入可 | 中〜大規模が標準 | 大規模予算が前提 |
日本企業にとっての9.9大促の最大メリットは、618・双11より参入コストが低い点にある。 618や双11では頭部KOL(フォロワー1000万超)との契約が主流となり、坑位費(出演保証料)だけで数百万円規模になることも珍しくない。一方、9.9大促では腰部〜尾部KOC(フォロワー10万〜100万規模)を複数並走させる戦略が費用対効果で優位に立ちやすい。
参考記事: 618商戦 ライブコマース 攻略 / 双11 日本企業 出品 準備スケジュール
日本製品が勝てる9.9大促カテゴリ
カテゴリ①: 食品・飲料
9.9大促は農産品・食品カテゴリが他の大型セールより相対的にシェアが高いという特徴を持つ。拼多多が農家直送モデルを推進してきた経緯から、食品への消費者の購買意欲が高まる時期でもある。
日本製品の具体的な強みカテゴリ:
- 即席食品(ラーメン、うどん、調理済みパウチ品)
- 調味料・だし(醤油、みりん、味噌系調味料)
- 菓子類(チョコレート、クッキー、和菓子)
- 日本酒・清酒(越境EC経由)
重要注意: 食品・サプリメントを扱う際は中国の健康食品規制(保健食品備案制度)に沿った表示が必要。「免疫力向上」「病気予防」等の機能性を断定的に謳うと中国広告法・薬事法に抵触する可能性がある。日本側の景品表示法でも同様に、効能の断定表現は禁止されている。
カテゴリ②: 美容・スキンケア
中国の消費者は日本コスメへの信頼度が高く、9.9大促のキャンペーン期間中に**「日本直送」「日本製原料」を訴求したスキンケア商品は高いCVRを示す**傾向がある。
特に9月は夏の紫外線ダメージのケア需要が高まるタイミングで、美白・保湿・リペア系商品の検索ボリュームが増加する。
ただし薬機法(旧薬事法)遵守が必須。「シミが消える」「メラニンを分解」等の医薬品的効能効果表現は日本側でも違法となる。ライブ配信スクリプト作成時から法的表現のチェックを組み込む体制が必要。
カテゴリ③: 母婴(母子育児用品)
日本製のベビー用品・育児グッズに対する中国の需要は2020年代以降も安定的に高い。「安全性の高い日本製」というブランド認知が购买决策(購買意思決定)に強く働く。
- ベビースキンケア、沐浴品
- 哺乳瓶、離乳食関連グッズ
- おむつ(ただし物流コストが高いため越境ECより輸入品が主流)
9.9大促の時期は「秋冬向け育児用品の先買い」需要を取り込める時期でもある。
7月からの逆算準備スケジュール
9.9大促(9月9日ピーク)に向けた準備は7月中旬〜8月を集中期間として設定するのが理想的。
Phase 1: 7月中旬〜下旬(戦略・KOL選定)
やること:
- 自社商品の中国向けポジショニング確認(価格帯・ターゲット層・訴求ポイント)
- 対象プラットフォーム決定(拼多多 / 淘宝Live / 抖音電商)
- KOL・KOCのリストアップとコンタクト開始
- 坑位費・歩合率の交渉(9.9大促は需要が高まる8月以降に一気に相場が上がるため、7月中に交渉するのが最善)
- 在庫・物流パートナーとの調整開始
社内向けライブコマース研修の申請(助成金を使う場合):
- 人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)を使って社内研修を実施する場合、研修開始前に計画届を労働局へ提出する必要がある
- 9月の大促前に研修を終えたいなら、7月中に計画届を提出・承認を得ることが事実上の締め切りになる
- 2026年改正対応: 受講料の価格根拠(疎明書)の提出が必要。研修機関が疎明書を発行できるかを事前に確認すること
- eラーニング型の研修は2026年改正より賃金助成の対象外。実施型(集合研修・OJT型)を選択することで賃金助成も申請できる
→ 詳細はライブコマース研修 助成金 法人向け完全ガイドを参照
Phase 2: 8月(コンテンツ・オペレーション準備)
やること:
- ライブ配信スクリプトの作成(開始15秒のつかみ・商品紹介・CTA設計)
- KOL向け商品サンプル・説明資料の発送
- 在庫確認と保税倉庫(越境ECの場合)との最終調整
- 配信スタジオ設定(照明・背景・音声テスト)
- プレセール(预售)キャンペーン設計
8月はコンテンツ制作と物流を並走させる月。特に越境ECでは中国側の物流倉庫に事前入庫するリードタイムが3〜4週間かかるケースがある。
Phase 3: 9月1〜8日(プレセール期間)
9.9大促は「当日だけ売る」モデルではなく、1〜8日の前哨戦で予約注文(预售)を集め、9日に一気に発送・売上確定するパターンが標準的。
この期間のKOL配信スケジュール:
- 9月1〜3日: 商品紹介・認知拡大配信(予約獲得)
- 9月5〜7日: 価格訴求・カウントダウン配信
- 9月8日: 最終プッシュ・追い込み配信
Phase 4: 9月9日(大促当日)
大促当日のライブ配信は4〜6時間の長尺が標準。消費者は複数のチャンネルを渡り歩きながら比較購買するため、配信の継続時間と在庫アピールの演出が売上に直結する。
プラットフォーム別攻略のポイント
拼多多(ピンドゥオドゥオ)
拼多多の9.9大促は「农货节(農産品祭)」の色が強く、食品・日用品・低価格帯商品が主役。日本製品の場合は「国産・安心」の訴求をシンプルに打ち出すことが有効。
拼多多のライブ機能(多多直播)は淘宝・抖音ほど洗練されていないが、下沈市場(地方・低中所得層)へのリーチという意味では中国一。高価格帯の日本商品より、コスパ訴求が可能な価格帯の商品に向いている。
淘宝ライブ(タオバオライブ)
淘宝ライブは越境EC(天猫国際)との連携が強く、海外ブランド商品の正規品訴求が評価されやすい。商品ページの充実度(产品图・评论数・店舗評価)がライブ配信のCVRに直結するため、配信前に商品ページの最適化を必ず行う。
9.9期間中は淘宝内で検索露出が増える仕組みがあるため、キーワード(9.9大促・日本直送・超级单品等)を商品タイトルに盛り込む。
抖音電商(Douyin Commerce)
抖音の9.9大促はアルゴリズムによる自然流入と广告(広告)の組み合わせが成否を左右する。フォロワーに依存しない「货架场景(棚型EC)」検索経由での売上が拡大しており、商品詳細ページのSEO対策(标题・主图・细节图)が重要になっている。
抖音での9.9大促攻略は短尺動画(15〜60秒)での事前認知獲得 → ライブ配信での購買転換という2段階ファネルが効果的。
参考記事: 中国ライブコマース プラットフォーム比較 / 中国 年間セールカレンダー 日本企業向け
KOL・KOC活用戦略:9.9大促に最適なアプローチ
9.9大促に向いているKOLの種類
9.9大促では頭部KOLより腰部〜尾部KOCの複数並走が費用対効果で優位に立ちやすい。理由は以下の通り:
- 頭部KOLの坑位費が618・双11ほど高くない代わりに、大型セールほどの爆発力は期待しにくい
- 9.9大促の消費者は「まず試してみる」マインドが強く、フォロワー数よりカテゴリ専門性の高いKOCの口コミが信頼されやすい
- KOCは1件あたりの費用が低く抑えられるため、10〜30名を並走させてもKOL1名に掛ける予算以下に収まるケースが多い
発注・管理の実務
日本企業がKOC複数名を直接管理するのはオペレーション負荷が高い。実務上は:
- 中国現地のMCN(マルチチャンネルネットワーク)に一括委託
- またはTP(Tmall Partner・代理運営会社)を活用してKOL手配もパッケージ化
どちらの場合も契約書で「GMV目標・歩合率・報告タイミング・キャンセルポリシー」を明記することがトラブル防止の基本。KOCが途中でキャンセルした場合の代替手配義務や、GMV水増し(刷単・刷流量)が判明した場合の解約条件も事前に盛り込む。
社内内製化を9.9大促で加速する
外注依存から抜け出す視点
KOL・代行に依存し続けることで生じるリスク:
- 毎年の大促ごとにコストが上昇する(KOL市場の価格高騰)
- 自社にノウハウが蓄積されない(配信スクリプト・視聴者コメント対応・データ分析すべて外部依存)
- KOL炎上リスクが自社ブランドリスクに直結する
9.9大促を「外注で売る商戦」として使いながら、同時並行で社内ライバー・配信担当を育てるという2トラック戦略が長期的に費用対効果が高い。
人材開発支援助成金(審査制・支給保証なし)を研修に活用
ライブコマース内製化に向けた社内研修費用は、人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)の対象となる可能性がある(審査制・支給保証なし)。
2026年改正の重要ポイント:
- 受講料の価格根拠を示す「疎明書」の提出が義務化
- eラーニング型研修は賃金助成の対象外(経費助成のみ対象)
- 疎明書を発行できる研修機関を選ぶことが申請成功の前提条件
「9.9大促に間に合わせながら来年以降は自走できる体制を作りたい」という企業に向けて、CNaviでは研修スケジュールと助成金申請タイミングを組み合わせた個別プランを無料でご提案しています。
FAQ
Q. 9.9大促は日本からでも参加できますか?
A. 越境EC(天猫国際・Douyin越境入驻等)を通じて参加できます。ただし商品の中国語表示・価格設定・物流対応(保税倉庫または直送)など事前準備が必要です。初めての場合はTP(代理運営会社)のサポートを受けることを推奨します。
Q. 9.9大促と618・双11を比べてどちらに注力すべきですか?
A. 予算規模と商品カテゴリによります。食品・コスメ・母婴で初めて中国向けライブコマースに取り組む場合は、参入コストが低い9.9大促からテストするのが現実的です。成果を確認してから618・双11へスケールするロードマップが一般的。
Q. 社内研修の助成金申請は今からでも間に合いますか?
A. 7月中に計画届を提出し、承認が下りれば8〜9月に研修を実施して9.9大促に間に合う計算になります。ただし審査には2〜4週間の余裕を見てください。計画届のテンプレートや必要書類については無料相談でお伝えしています。
Q. KOC複数名並走と頭部KOL1名、どちらのROIが高いですか?
A. 9.9大促規模ではKOC複数並走の方がROIが高い傾向がありますが、商品の認知度・価格帯・カテゴリによって大きく変わります。CNaviでは中国KOL/KOCの現地ネットワークを活用した選定支援も対応可能です(詳細は個別相談にて)。
まとめ:今が9.9大促の準備を始める最適タイミング
9.9大促(9月9日)まで残り約2か月を切っています。KOL交渉・在庫確保・社内研修の3つを7月中に動かし始めれば、9月に成果を出せる体制が整います。
今すぐ動ける企業が9.9大促で先行する。CNaviでは、中国ライブコマースに精通したコンサルタントが貴社の状況に合わせた攻略プランを無料でご提案します。
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本記事の助成金情報は2026年7月時点の情報に基づきます。助成額・支給条件は審査により異なり、支給を保証するものではありません。最新情報は最寄りの都道府県労働局にご確認ください。
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