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中国ライブコマース 月別商材カレンダー|日本企業が年間で「売れる商品」を企画する実践ガイド

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中国ライブコマース 月別商材カレンダー|日本企業が年間で「売れる商品」を企画する実践ガイド

中国ライブコマース 月別商材カレンダー|日本企業が年間で「売れる商品」を企画する実践ガイド


POINT|結論

  • 中国のライブコマースは「大型セール待ち」ではなく、1年52週、常に何かの記念日・テーマで購買が動いている
  • 月ごとの購買動機・人気カテゴリを把握し、商材・KOL交渉・在庫を3〜6週前から逆算準備することが基本。
  • 日本企業は「双11だけ頑張る」から脱却し、低競争期(2月・4月・8月)でテスト出品→高競争期で本番という年間サイクルを設計すると効率が上がる。
  • 国内ライブコマースへの応用も同じ発想:中国で先行するトレンドは3〜12か月後に日本市場に波及することが多い。

なぜ「月別カレンダー」が商材企画に必要か

中国のライブコマース市場では、購買者の行動が季節・文化的記念日・国民的セールイベントと強く連動している。抖音(TikTok)・淘宝直播・快手はいずれも、プラットフォーム側がトップページやレコメンドを季節テーマでキュレーションする仕組みを持っており、同じ商品でも「テーマに乗っている」か否かでアルゴリズム露出量が大きく変わる。

日本企業が犯しがちな失敗が「双11に向けてだけ在庫・KOLを手配し、それ以外は様子見」というパターンだ。実際には、双11前後の11月・12月は競争が激化し広告単価も跳ね上がる一方、2月・4月・8月は比較的競合が少なく新規参入コストが低い。年間を通じた商材企画と配信計画があってこそ、持続的な売上が生まれる。

以下では月ごとのトレンドと日本企業向けの商材ヒントを整理する。なお、大型セール(618・双11・双12)の詳細は中国EC年間セールカレンダーも参照されたい。


月別 商材・配信テーマカレンダー

1月:春節カウントダウン・礼品需要最大化

購買動機

  • 春節(旧正月)は1〜2月上旬。帰省・親族への贈り物(礼品)需要が年間最大。
  • 年末特番・カウントダウン配信への同乗需要。

売れやすいカテゴリ(日本製品)

カテゴリ 具体商品例
和菓子・スナック 抹茶チョコ、あんこ系菓子、個包装ギフトセット
スキンケアギフト 保湿クリーム・シートマスク高級ラインのセット
日本酒・梅酒 贈答用720ml箱入り
ベビー用品 おくるみ・哺乳瓶セット(新生児誕生祝い)

企画のポイント

  • 「礼品」「新年礼物」のタグ設定が必須。包装の豪華さをライブ内で実演する。
  • KOL交渉は11月中に完了させる(春節前は枠が埋まりやすい)。
  • 疎明書義務化後のライブコマース研修費用も1月〜2月に助成金申請を始めると年度内に間に合いやすい詳細:助成金の年度内逆算スケジュール)。

2月:バレンタイン・ペット・女性向けギフト

購買動機

  • 中国のバレンタインは2月14日に加え「七夕(旧暦)」も大きいが、2月は「520(ウー・アイ・ニー)」の手前の季節として、カップル・自己ギフト需要が上昇。
  • ペット関連需要は年間を通じて高いが、冬場の「防寒・保温」テーマとも合致。

売れやすいカテゴリ(日本製品)

カテゴリ 具体商品例
チョコ・スイーツ ショコラ・クッキー・わらび餅系
香り系コスメ 練り香水、ボディミスト、石鹸
ペット用品 防寒ウエア、おやつ、デンタルケア
美容家電 ミニアイロン、フェイスローラー

企画のポイント

  • 競合が少ない「谷間月」。ここでテスト配信し、商品・トーク検証を行うのが定石。
  • 「低競争期テスト → 6月618本番」の流れを設計する企業が増えている(618商戦攻略参照)。

3月:女神節(3月8日)・春の花粉対策・新生活

購買動機

  • 3月8日「国際女性デー(女神節)」はプラットフォームが全面サポートするセール。女性向け全カテゴリが動く。
  • 中国の新学期・転職シーズンにあたり、デスク周り・学習ツール需要が上昇。

売れやすいカテゴリ(日本製品)

カテゴリ 具体商品例
スキンケア 美白・保湿ラインのフルセット
ファッション小物 スカーフ、ストール、バッグ
学習・文具 高品質ノート、万年筆、プランナー
花粉・鼻炎対応 マスク(日本製高機能タイプ)

企画のポイント


4月:清明節・春アウトドア・新年度

購買動機

  • 清明節(4月4〜6日頃)は墓参り・家族集まりで外出需要が高まる。アウトドア・春服。
  • 日本のGW前後は「訪日旅行への期待」が高まり、日本製品・日本文化関連コンテンツに追い風。

売れやすいカテゴリ(日本製品)

カテゴリ 具体商品例
アウトドア用品 軽量テント補修部材、アウトドアクッカー
日焼け止め SPF50+日本製(中国でも人気)
インテリア雑貨 春色グッズ、アロマ
食品(旅行土産代替) 抹茶系・醤油スナック

企画のポイント

  • 「日本旅行に行った気分になれる商品」「本場日本の○○」というライブコンセプトが機能しやすい。
  • インバウンド(訪日客)との連動マーケティングとの組み合わせも検討(インバウンド2026中国人観光客動向)。

5月:母の日・520(ウー・アイ・ニー)・労働節ゴールデンウィーク

購買動機

  • 5月10日前後「母の日」は日本と同様、化粧品・健康食品・花の需要。
  • 5月20日「520」:「我愛你(ウォー・アイ・ニー)」の語呂合わせで、カップル向けギフト需要が急増。中国版バレンタインの一つ。
  • 5月1〜5日「労働節」:5連休で旅行・外食・買い物が活発化。

売れやすいカテゴリ(日本製品)

カテゴリ 具体商品例
健康食品・サプリ カルシウム、コラーゲン、ビタミン(母へのギフト)
花・植物 ドライフラワー・プリザーブドフラワー
カップル向け 香水・ペアアクセサリー
旅行グッズ トラベルポーチ、ネックピロー

企画のポイント

  • 520は坑位費(KOL出演料)が上昇する時期。早期予約(3月中)で費用を抑える坑位費・歩合 予算設計)。
  • 健康食品は薬機法・中国保健品規制の両方に注意。「○○に効く」という効能訴求はNGで、「体をいたわる」「毎日の習慣に」などの表現に置き換える。

6月:618大商戦・梅雨→夏への切り替え

購買動機

  • 6月18日「京東618」:双11と並ぶ最大級セール。全プラットフォームに波及。電子機器・家電・美容が強い。
  • 夏に向けた日焼け止め・冷感グッズ・夏服の立ち上がり。

売れやすいカテゴリ(日本製品)

カテゴリ 具体商品例
美容・スキンケア 日焼け止め・美白アイテム一式
家電 冷感ネッククーラー、ポータブル扇風機
食品 冷感飴、冷やし麺系、ゼリー飲料
スポーツ アウトドア用品、スポーツドリンク

企画のポイント

  • 618は「プレセール(预售)→本番(正式开卖)」の2段構え。プレセール期間中は**デポジット(定金)**集めが重要(中国ライブ プレセール戦術)。
  • 618への出品を検討する場合、申請・審査を含め4月中旬には準備を開始する。

7月:暑さ対策・涼感・夏休み需要

購買動機

  • 7月は大型セールのない「閑散月」の一つだが、夏の快適グッズへの関心は高い。
  • 子どもの夏休み(7月中旬〜)で親向けの学習教材・エンタメ需要が上昇。

売れやすいカテゴリ(日本製品)

カテゴリ 具体商品例
涼感グッズ 冷感タオル、冷感スプレー
ベビー・子ども 虫除けパッチ、プール用品
学習教材 絵本(日本語・バイリンガル)
食品 かき氷シロップ、ゼリー、冷凍スイーツ

企画のポイント

  • テスト配信・新KOL開拓に適した月。8月〜9月の本番前に配信フォーマット・商品説明の改善サイクルを回す
  • 日本の夏グッズ(虫除け・制汗)は「日本の夏技術」というコンセプトで差別化しやすい。

8月:七夕(旧暦)・バックトゥスクール・秋準備

購買動機

  • 旧暦7月7日「七夕」(2026年は8月下旬頃)は中国版バレンタイン。520に次ぐカップルギフト需要。
  • 9月の新学期・後半戦準備として家電・文具が動き始める。

売れやすいカテゴリ(日本製品)

カテゴリ 具体商品例
カップル・ギフト アクセサリー、香水、ペアグッズ
文具・学習用品 高品質ノート、マーカー、手帳
秋コスメ準備 保湿ケア先取り、リップ系

企画のポイント

  • 七夕は520より規模は小さいが、KOL単価が520ほど高騰しない。コスパの良いカップル需要の取り込みが可能。
  • 日本企業がライブコマース内製化の研修を検討するなら、8〜9月に助成金申請準備を始めると年度内(3月末)の受講完了に余裕が生まれる

9月:国慶節プレ・中秋節・秋コスメ解禁

購買動機

  • 中秋節(中秋の名月):月餅・贈り物需要。高級食品・礼品が動く。
  • 国慶節(10月1〜7日):直前の9月から旅行準備・秋ファッションが加速。

売れやすいカテゴリ(日本製品)

カテゴリ 具体商品例
和菓子・高級食品 上生菓子風パッケージ、栗スイーツ
秋コスメ ファンデーション、チーク、秋リップ
旅行・アウトドア 旅行コンパクト雑貨

企画のポイント

  • 月餅に代わる「日本の秋スイーツ」というポジショニングが有効(独自性が出やすい)。
  • 国慶節明けすぐに双11プレセールが始まるため、10月頭からKOL・在庫・広告を一気に展開できる体制を9月中に整える

10月:双11プレセール・秋冬本格立ち上がり

購買動機

  • 10月中旬〜:主要プラットフォームで双11プレセールが解禁。デポジット決済が始まり、11月11日の本番に向けた「欲しいものリスト」形成期間。
  • 秋冬物(ダウン・暖房グッズ・ヘアケア)が本格化。

売れやすいカテゴリ(日本製品)

カテゴリ 具体商品例
美容家電 ヘアアイロン、ドライヤー、美顔器
スキンケア 保湿ライン大容量セット
ダウン・防寒 軽量ダウンジャケット
健康食品 冬支度サプリ(ビタミンD、免疫系)

企画のポイント

  • 双11は「プレセール段階でどれだけ予約(定金)を集めるか」が売上を左右する(双11 日本企業 準備スケジュール)。
  • KOLとの坑位費交渉は8月中に完了させるのが理想。10月以降は枠が激減し単価が倍近くなる。

11月:双11(11月11日)・感謝祭ウィーク

購買動機

  • **年間最大のセール。**ECサイト全体のGMVが通常月の4〜6倍になることもある。
  • 全カテゴリが動くが、特に美容・家電・ファッション・食品の競争が激化。

売れやすいカテゴリ(日本製品)

  • 全カテゴリ対象。日本製ブランドは**「正規品・安心品質」**の訴求で差別化。

企画のポイント

  • GMVを水増しするKOLに注意(GMV水増し 見極め)。実際の販売数・返品率を確認する。
  • 中小ブランドは双11のピーク争奪戦を避け、11月12〜30日の「双11後セール」需要を取りにいく戦略も有効。

12月:双12(12月12日)・年末自己投資・クリスマス

購買動機

  • 12月12日「双12」:双11より規模は小さいが、「自分へのご褒美・年末投資」という需要が特徴。スキンケア・健康・趣味系が動く。
  • 年末の「締めくくり消費」「来年への仕込み」マインドが高まる。

売れやすいカテゴリ(日本製品)

カテゴリ 具体商品例
プレミアムスキンケア 年末集中美容パック
健康食品・サプリ 新年の健康習慣づくり系
手帳・プランナー 来年の計画グッズ
高品質食品 年末ごちそう系(和牛加工品、スモークサーモン)

企画のポイント

  • 双12は双11の返品処理が落ち着く11月下旬にKOLと交渉し、在庫の消化販売&新規商品テストの場として活用するのが効率的。
  • 来年度のライブコマース計画と並行して、人材育成・研修助成金の翌年度計画届を12月中に提出する企業が増えている。

月別カレンダー まとめ表

主要イベント 推奨カテゴリ(日本製品) 競合レベル
1月 春節前 礼品・スキンケア・日本酒
2月 バレンタイン スイーツ・ペット・香り系 低(テスト好機)
3月 女神節(3/8) 美容・ファッション 中〜高
4月 清明節・訪日需要 日焼け止め・日本土産代替
5月 母の日・520・労働節 健康食品・ギフト全般 中〜高
6月 618大商戦 美容家電・スキンケア 最高
7月 閑散期・夏グッズ 涼感・子ども用品 低(テスト好機)
8月 七夕(旧暦)・新学期準備 ギフト・文具
9月 中秋節・国慶節プレ 高級食品・秋コスメ 中〜高
10月 双11プレセール 美容家電・スキンケア
11月 双11(11/11) 全カテゴリ 最高
12月 双12(12/12)・年末 自己投資・プレミアム食品

日本企業が実践する「年間サイクル設計」4ステップ

ステップ1:低競争期(2月・7月)にテスト出品

新商品・初めてのカテゴリは、KOL費用が安く競合が少ない2月・7月に試すと、失敗コストが低い。配信フォーマット・商品説明・コメント対応のパターンを磨く期間として活用する。

ステップ2:中型イベント(520・女神節・中秋節)でスケールアップ

テストで検証済みの商品を、中規模イベントで試験的に拡大。KOCを活用した口コミ形成(KOC活用 費用対効果)と組み合わせると小予算でリーチを広げやすい。

ステップ3:618・双11前に在庫・KOL枠を押さえる

大型セールの3〜4か月前(618なら3月・双11なら7〜8月)に在庫・KOL交渉・広告予算を確定。プレセール期間中のデポジット集めに集中する。

ステップ4:年末(11月・12月)に翌年計画と研修投資を決定

双12商戦と並行して、翌年度のライブコマース体制を検討する。特に「社内演者・ライバーを内製化したい」という企業は、年度末の助成金申請期限(3月)に間に合わせるため、11〜12月中に訓練計画届を提出するのが現実的なスケジュールだ。


国内ライブコマースへの応用:中国トレンドは3〜12か月先行

中国で先行した購買行動は、3〜12か月の遅れで日本市場にも波及することが多い。例として、中国で2023〜24年に急拡大した「AIアバター24時間配信」が日本でも2025年後半から普及し始めたように、中国のセール設計・商材トレンド・配信形式は日本市場の予兆として読める。

日本国内でTikTok Shop・楽天ライブ・Amazon Liveを活用する企業にとっても、上記の月別カレンダーを参考に「季節に合った商材テーマ」を設定する発想は応用可能だ。例えば女神節(3月8日)は日本では根付いていないが、「女性の日」キャンペーンとしてSNS上でプロモーションする企業が増えている。


中国ライブコマース手法を「自社で使える」チームに育てる

中国のプラットフォーム・購買文化を深く理解したうえでライブコマースを運営するには、知識とスキルの両方が必要だ。単に中国トレンドを「輸入」するだけでなく、自社ブランド・商品・顧客に合わせてカスタマイズできる演者・ディレクター・プランナーを社内に育てることが競争優位につながる。

CNavi(シーナビ)では、行知学園グループの中国ネットワークを活かしたライブコマース研修を法人向けに提供している。月別カレンダーに沿った年間商材企画の考え方、中国型ライブの演出手法、TikTok Shop・国内プラットフォームへの応用まで、実践ベースで学べる内容だ。研修費用は事業展開等リスキリング支援コース(助成金)で最大75%相当が助成対象になる可能性がある(審査制・支給保証なし。申請要件は各都道府県労働局に確認のこと)。

詳しくはライブコマース研修 助成金 法人ガイドを参照のうえ、まずは個別相談でご状況をお聞かせください。


FAQ

Q. 中国のセールスケジュールは毎年変わりますか?

A. 大型セール(618・双11・双12)の日程は固定されていますが、プレセール開始日・プラットフォームごとの特典期間は毎年変動します。最新情報は出品予定のプラットフォーム(抖音電商・淘宝・JD.com)の公式セラーセンターで確認してください。

Q. 日本から越境ECで出品する場合、全月対応できますか?

A. 保税倉庫(中国国内在庫)を利用する場合は即日配送が可能で全月対応しやすいですが、日本からの直接発送だと配送日数(3〜7日)がかかるため、プレセール受注→本番配送のリードタイムを見込んだ設計が必要です(中国 越境EC 保税倉庫 在庫参照)。

Q. 「中国ライブコマース月別カレンダー」は日本国内の配信にも使えますか?

A. そのまま適用はできませんが、「季節に合ったテーマ設定で購買意欲を高める」発想は共通です。女神節(3月)や520(5月)は日本では認知が低いため、国内向けには日本の記念日(母の日・バレンタイン等)に置き換えて応用するのが現実的です。

Q. ライブコマース研修でこうした商材企画の考え方も学べますか?

A. CNavi研修のカリキュラムには中国型ライブコマースの実践知識(商材選定・季節企画・台本構成・KOL活用)が含まれています。詳細はCNavi 研修 カリキュラムをご覧ください。


まとめ

  • 中国ライブコマースの購買は年中どこかのイベント・記念日と連動している。
  • 大型セール(618・双11)だけ頑張る戦略は競争コストが高く、低競争期テスト→中型イベントでスケール→大型セールで収穫の3段階サイクルが効率的。
  • 月別カレンダーを土台に商材・KOL・在庫を6週前から逆算準備することで、機会損失を防ぐ。
  • 日本国内のライブコマースにも季節テーマ設計の発想は応用できる。

自社演者を内製化し、季節ごとに戦略的なライブを打てるチームを作りたい企業は、まずお気軽にご相談ください。

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本記事に記載の助成額・助成率はあくまで参考値であり、実際の支給は審査結果によります。採択・支給を保証するものではありません。申請前に必ず管轄の都道府県労働局またはハローワークにご確認ください。

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