助成金活用

外国人社員のライブコマース研修に助成金は使えるか?中国語話者を活かす内製化戦略と事業展開等リスキリング支援コース【2026年版】

読了時間:約9CNavi編集部
外国人社員のライブコマース研修に助成金は使えるか?中国語話者を活かす内製化戦略と事業展開等リスキリング支援コース【2026年版】

外国人社員のライブコマース研修に助成金は使えるか?中国語話者を活かす内製化戦略と事業展開等リスキリング支援コース【2026年版】

POINT|この記事の結論

  • 雇用保険被保険者であれば国籍に関係なく、事業展開等リスキリング支援コースの受講対象になり得る。中国語・韓国語・英語話者の外国人社員も適用可能
  • 中国語ネイティブの社員にライブコマース研修を受けさせることで、TikTok Shop・中国向け越境EC配信に即戦力として活躍する人材を育てられる
  • 採択されれば受講料の最大75%が助成される可能性がある(中小企業の場合)。ただし制度は審査制・後払いであり、採択・支給を保証するものではない
  • 2026年改正で「疎明書(受講料の価格根拠)」の提出が義務化。eラーニング型のみの研修は賃金助成の対象外。申請前に必ず最新の要領を確認すること
  • CNaviの研修は中国語・日本語バイリンガル対応のカリキュラムを持ち、外国人社員が中国向けライブコマースのノウハウを体系的に習得できる数少ない選択肢

なぜ今、外国人社員のライブコマース化が経営課題になっているのか

日本国内の人手不足を背景に、製造・小売・食品・物流・飲食業を中心に外国人採用が急増している。厚生労働省「外国人雇用状況の届出状況」によると、外国人労働者数は2023年末時点で約204万人を超え、特に中国・ベトナム・フィリピン国籍の採用が多い。

こうした外国人社員の多くは「語学力という資産」を持っていながら、日本語のみの業務に配置されていることが多い。特に中国語ネイティブの社員は、TikTok Shop(抖音)・淘宝・小紅書など中国大手プラットフォームへのアクセス、現地文化・消費者心理の理解、バイリンガル配信という点で、ライブコマース人材として極めて高いポテンシャルを持っている。

一方、国内のライブコマース市場は急拡大しており、TikTok Shopの日本上陸以降、社内にライバー(ライブ配信販売者)を内製化する動きが法人の間で本格化している。しかし「中国語で配信できる社内人材」の育成ノウハウを持つ企業は、まだごく少数に限られる。

人材は社内にいる。あとは「どう育てるか」と「費用をどう調達するか」だ。


外国人社員は助成金の対象になるのか?

大前提:雇用保険被保険者であること

事業展開等リスキリング支援コース(人材開発支援助成金)において、受講対象となる「訓練対象者」の要件は主に以下の通りだ。

要件 内容
雇用形態 訓練実施時に雇用している労働者
雇用保険 被保険者であること(原則)
国籍 国籍の制限なし

つまり、日本で合法的に就労しており、雇用保険に加入している外国人社員は、日本人社員と同じく助成の対象になり得る。在留資格(技術・人文知識・国際業務、特定技能、永住等)や国籍は問われない。

ただし、以下の点には注意が必要だ。

  • 在留資格の「就労制限」内での業務であること(例:技術・人文知識・国際業務は業務内容の整合が必要)
  • 訓練内容がその社員の在留資格上認められた業務範囲に含まれること

ライブコマース研修は「マーケティング・販売促進業務のスキル習得」に該当するため、多くの就労系在留資格で業務整合が取りやすい分野だ。不安な場合は労働局・社労士に事前確認を推奨する。

雇用保険に入っていない外国人社員は?

短時間・短期雇用で雇用保険の適用外となっている外国人社員については、原則として同助成の対象外となる。正社員または雇用保険被保険者となる条件を満たすパートタイム労働者への切り替えを検討した上で申請の可否を確認してほしい。


事業展開等リスキリング支援コースの基本構造(2026年版)

助成の仕組み

同制度は厚生労働省が管轄する「人材開発支援助成金」の一コースであり、「新たな事業展開に必要なリスキリング(業務転換を伴うスキル習得)」を行う事業主に対して、訓練費用と訓練期間中の賃金の一部を補助するものだ。

経費助成(受講料等)

企業規模 助成率(上限)
中小企業 最大75%
大企業 最大45%

※上限額は1人あたり・コースごとに設定あり。実際の支給額は審査結果・受講実態によって変わる。採択・支給を保証するものではない。

賃金助成(訓練中の賃金補助)

1人1時間あたりの定額助成があるが、2026年改正でeラーニング型のみのコースは賃金助成の対象外となった。対面型・集合型研修と組み合わせた場合のみ適用されるため、受講形式の確認が必須だ。

2026年改正で押さえるべき2点

① 疎明書(受講料の価格根拠資料)の提出が義務化

2026年度の制度改正により、申請時に「受講料が適正価格であることを示す疎明書」の提出が必要になった。研修提供会社がこの資料を発行できるかどうかを、契約前に必ず確認すること。

② eラーニング単体は賃金助成対象外

動画学習のみで構成されるプログラムは経費助成の対象にはなり得るが、賃金助成は受けられない。「対面講義+実践演習」を含む研修を選ぶことが重要だ。


中国語話者社員をライブコマース人材として育てる意義

日本語×中国語バイリンガル配信の競争優位

TikTok Shop日本版でも、視聴者の一定割合は在日中国人・中国語話者だ。さらに越境EC(中国向けTikTok=抖音・淘宝ライブ)で日本製品を中国消費者に販売する場合、中国語ネイティブのライバーによるリアルタイム配信は圧倒的な信頼性と購買転換率をもたらす

代行会社に依頼すると月額30〜100万円以上のコストがかかるのに対し、社内の中国語話者社員を育成すれば、研修コストを助成金で大幅に抑えつつ内製体制を構築できる。詳しい費用比較はライブコマース代行vs内製化 3年コスト比較を参照してほしい。

中国人社員が持つ固有のアドバンテージ

強み 活用シーン
中国語ネイティブの語彙・イントネーション 抖音・淘宝配信での視聴者信頼獲得
中国消費者の購買心理への理解 「OMG話法」「限定演出」の自然な実践
WeChat・小紅書等の普段使い 配信前の事前集客・視聴者との関係構築
中国セールカレンダーの肌感覚 618・双11向けの企画タイミング把握

こうした強みは、日本人社員をゼロから育てた場合には数年かかる部分だ。中国語話者社員へのライブコマース研修は「最短ルートの越境EC内製化」と言える。


CNaviの研修が外国人社員の育成に向いている理由

行知学園グループの中国知見が土台

CNaviを運営する行知学園グループは、中国語教育・中国留学支援・日中ビジネスコンサルティングを20年以上手がけてきた実績を持つ。そのため、中国ライブコマースの最新動向(抖音電商のアルゴリズム変化・KOL選定・坑位費の交渉手法など)を、日本語と中国語の両方で解説できる数少ない機関だ。

外国人社員が受講する場合のメリットは以下の通りだ。

  • 中国語でのロールプレイ・実践配信演習が可能
  • 中国消費者向けの台本構成・OMG話法を中国語で学べる
  • 中国語ネイティブの講師・監修者による添削

日本人社員だけで構成されたライブコマース研修では得られない、実践的な「中国語配信力」を育成できる。

助成金申請のサポートも提供

CNaviでは受講前の相談から助成金申請書類の作成補助・疎明書の準備まで、一貫してサポートする体制を整えている。初めて助成金申請に取り組む法人担当者でも安心して進められるよう設計されている。

ライブコマース研修の助成金申請サポートについて詳しく見る


申請の流れ:外国人社員を含めた場合の注意点

Step 1:在留資格と業務整合の確認

研修対象者の在留資格を確認し、「ライブコマース人材育成(販売促進・マーケティング業務)」が資格外活動に当たらないかを確認する。懸念がある場合は社労士または最寄りの労働局に事前相談を推奨する。

Step 2:雇用保険被保険者であることの確認

雇用保険の被保険者資格取得届が提出済みであることを確認する。新入社員・転籍者の場合は取得手続きを先に完了させること。

Step 3:訓練計画届の提出(訓練開始1ヶ月前まで)

訓練計画届(様式第5号)に必要事項を記入し、管轄の都道府県労働局へ提出する。訓練開始前に届出が受理されていないと助成の対象外になるため、スケジュールに余裕を持つことが重要だ。

Step 4:研修実施・出欠記録の徹底管理

外国人社員を含む受講者全員の出席簿・受講証明書・給与台帳との整合を取る。欠席・遅刻が多い場合は助成額が減額される場合がある。

Step 5:支給申請(訓練終了後2ヶ月以内)

訓練終了後、指定期間内に支給申請書と添付書類(疎明書含む)を提出する。審査後、支給額が決定・振込される(後払い方式)。


実質負担シミュレーション(中小企業の場合)

以下はあくまでも参考試算であり、実際の助成額は審査結果・受講実態によって変わる。採択・支給を保証するものではない。

項目 数値
研修受講料(1名) 30万円(税別)
経費助成率(中小・採択時) 最大75%
想定助成額(採択時) 最大22.5万円
想定実質負担(採択時) 最小7.5万円〜
賃金助成(対面型・1人・20時間の場合) 別途加算の可能性あり

複数名をまとめて受講させることで、総コストに対する助成の恩恵がより大きくなる。複数名受講時の最適化については複数名一括受講 助成上限の最適化を参照してほしい。


よくある質問(FAQ)

Q. 技術・人文知識・国際業務の在留資格の外国人社員でもライブコマース研修は受講できますか?

A. 技人国の在留資格で就労する外国人社員がライブコマース(ライブ配信による販売促進・マーケティング業務)の研修を受けることは、一般的に業務内容と整合しやすいとされています。ただし在留資格の具体的な業務内容定義は個別に確認が必要です。不安な場合は事前に労働局または出入国在留管理庁に相談してください。

Q. 外国人社員だけを対象に申請することはできますか?

A. 可能です。対象者を外国人社員のみに絞った訓練計画を立て、届出を行うことで申請できます。ただし、社内の他の日本人社員との訓練区別・出欠管理が明確になるよう書類を整備してください。

Q. 中国語での研修プログラムは助成対象になりますか?

A. 研修が日本の法人(または国内在住の外国人社員)を対象とした訓練であれば、研修言語が中国語であっても助成の対象になり得ます。研修会社から発行される受講証明書・カリキュラムに訓練内容が明示されていることが重要です。

Q. eラーニングのみのプログラムは対象になりますか?

A. 2026年改正により、eラーニング単体のコースは賃金助成の対象外となりました。経費助成(受講料補助)については対象になり得ますが、賃金助成を合わせて活用したい場合は対面型・集合型研修を含むプログラムを選んでください。

Q. 助成金の申請は自社でできますか?社労士に頼まないといけませんか?

A. 自社申請も可能ですが、書類不備・要件不足による不採択リスクを下げるために、社労士や研修提供会社のサポートを活用することを推奨します。CNaviでは申請補助サポートを提供しています。


中国語話者社員の「強み」を最大化する内製化戦略

中国語ネイティブの社員を単なる「語学要員」として使うのか、「ライブコマースの核」として育てるのかで、企業の越境EC戦略は大きく変わる。

  • 日本製品の良さを中国語で伝えられる人材は、まだ市場に少ない
  • 越境ECの立ち上げコストを抑えながら自社ブランドで配信できる
  • 代行依存ではなく、ノウハウが社内に蓄積される

これは単なるコスト削減の話ではない。「自社の顔として配信できる人材を持つこと」は、ブランドの信頼性と長期的なファン形成にもつながる。

ライブコマースの基礎から中国式販売手法(OMG話法・限定演出・サプライチェーン連携)まで体系的に学べる研修プログラムの詳細は、ライブコマース研修 助成金を活用した法人向けガイド(ピラーC)にまとめている。


まとめ

  • 雇用保険被保険者の外国人社員は、国籍を問わず事業展開等リスキリング支援コースの対象になり得る
  • 中国語話者社員のライブコマース研修は、TikTok Shop・越境EC内製化の最短ルートになる
  • 受講料最大75%の助成(審査制・後払い・採択保証なし)を活用することで実質負担を大幅に抑えられる
  • 2026年改正で疎明書提出が義務化・eラーニング単体は賃金助成対象外となった点に注意
  • CNaviの研修は中国語バイリンガル対応で、外国人社員が中国向けライブコマースを体系的に学べる数少ない選択肢

無料個別相談で「うちの外国人社員は対象になるか」を確認する

自社の外国人社員が助成の対象になるかどうか、在留資格や雇用形態を踏まえた事前確認をしたい方は、以下から無料個別相談をご予約ください。中国向けライブコマース内製化の具体的なプランも含めてご相談いただけます。

▶ 無料個別相談を予約する(TimeRex)

※相談は完全無料・クレジットカード不要。オンライン30分・法人担当者向け。申請サポート・研修内容・費用感まで何でもお聞きください。

無料個別相談

助成金の支給可能性、 まずは無料でご相談ください。

御社の業種・人数・商品から、助成金の支給可能性と最適プランをご提案します。導入を決める前のご相談だけでも歓迎です。

無料で個別相談を予約する

個別相談は約30分、オンライン(Google Meet)で実施します。 導入決定や契約は不要です。

関連記事