助成金活用
ライブコマース研修 OJT vs Off-JT 助成金徹底比較|2026年 人材開発支援助成金 どちらを選ぶべきか
ライブコマース研修 OJT vs Off-JT 助成金徹底比較|2026年 人材開発支援助成金 どちらを選ぶべきか
POINT|この記事の結論
- 人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)には**OJT(職場内訓練)とOff-JT(職場外訓練)**の2種類があり、助成対象・金額・申請手続きが異なる
- ライブコマース研修の場合、外部研修会社を使うOff-JT型が主流。経費助成(受講料の最大60〜75%)+賃金助成(訓練時間×賃金単価)を両方受けられる可能性がある(審査制・支給保証なし)
- 2026年改正ポイント:eラーニング型のOff-JTは賃金助成の対象外。疎明書(受講料の価格根拠)の提出が義務化された
- OJT型は社内指導者による実地訓練が前提。ライブ配信の実践訓練に組み込むことはできるが、単独での活用より補完的活用が現実的
- 最適な組み合わせを相談したい方は、まず無料個別相談(TimeRex)から。助成金申請サポート付きで対応可能
ライブコマース研修と助成金の基本
ライブコマース(ライブ動画と販売を組み合わせた販促手法)を社内に内製化するには、演者・運用スタッフの育成が不可欠です。外注に頼り続けると月額100〜300万円規模のコストが恒常化しますが、人材開発支援助成金を使った社内研修なら実質負担を大幅に圧縮できる可能性があります。
ただし、一口に「人材開発支援助成金」といっても、**訓練の実施形態(OJT / Off-JT)**によって受けられる助成が変わります。ここを正確に理解しておかないと、申請後に「思ったより助成額が少なかった」という事態になりかねません。
OJTとOff-JTの定義(2026年現在)
Off-JT(Off the Job Training)
職場外訓練とも呼ばれます。業務から切り離した状態で、外部の研修会社・教育機関が提供するカリキュラムを受講する形態です。
ライブコマース研修でいえば:
- 外部の専門研修会社が提供する「ライブコマース実践研修」プログラムを受講
- CNavi TikTok Shop Campus のような専門機関のカリキュラムを活用
- 会場・オンライン(同期型)を問わず、外部講師が主導する研修
助成対象:
- 経費助成:受講料・テキスト代などの訓練費用に対して、中小企業の場合は最大75%(審査制・支給保証なし)
- 賃金助成:訓練中の賃金相当額として、1人1時間あたり960円(中小企業)
OJT(On the Job Training)
職場内訓練とも呼ばれます。通常の業務と並行して、職場内の指導者(OJT担当者)が個別に指導する形態です。
ライブコマース研修でいえば:
- 先輩ライバーや運用マネージャーが新人に1対1でライブ配信を教える
- 実際の商品ページ操作・コメント対応を業務内で指導
助成対象:
- OJT時間に応じた賃金助成のみ(1人1時間あたり960円、中小企業)
- 経費助成(受講料の補助)はOJTには適用されない
2026年改正で変わったこと
2026年の人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)の主な改正ポイントは2つです。
①疎明書(受講料の価格根拠)の提出義務化
助成対象経費(受講料)が「適正な市場価格」であることを証明する書類の提出が必須になりました。簡易な見積書のみでは不十分で、市場価格との比較資料や価格設定の根拠説明が求められます。
これはライブコマース研修費が高額になりやすい(1プログラム50〜200万円規模)ことから、水増し請求を防ぐ目的で設けられました。研修を選ぶ際は、提供会社が疎明書発行に対応しているか確認が必要です。
②eラーニング型は賃金助成の対象外
Off-JTの中でも、非同期型のeラーニング(動画を好きな時間に視聴するタイプ)は賃金助成の対象外となりました。経費助成は引き続き対象ですが、賃金助成を合わせて受け取りたい場合は、**同期型(リアルタイム・集合研修)**の受講が必要です。
ライブコマース研修に当てはめた場合の比較
| 項目 | Off-JT(外部研修) | OJT(社内指導) |
|---|---|---|
| 主な助成 | 経費助成+賃金助成 | 賃金助成のみ |
| 経費助成率 | 最大75%(中小企業、審査制) | 対象外 |
| 賃金助成 | 960円/時間(中小) | 960円/時間(中小) |
| 指導者 | 外部講師 | 社内指導者(OJT担当者) |
| 向いているケース | 初めて学ぶ社員への体系的研修 | 実務スキルの補完・OJT組み合わせ |
| eラーニングの扱い | 経費助成○、賃金助成× | 非該当 |
| 疎明書要否 | 必要(2026年改正) | 不要 |
結論:ライブコマース研修はOff-JTが基本
研修費用が発生する外部プログラムを活用するなら、Off-JT型申請が原則です。経費助成により受講料の大部分をカバーできる可能性があるため、コスト削減効果が大きくなります。
OJTは「外部Off-JT研修でベースを学んだ後、実際の配信業務で社内指導者がフォローアップする」という補完的な位置付けで組み合わせると効果的です。
助成金額の試算例(中小企業の場合)
前提条件:
- 受講者:5名
- 研修受講料:150万円(疎明書あり)
- 訓練時間:1人あたり40時間(集合型同期研修)
- 企業規模:中小企業
Off-JT助成額の概算:
| 助成種別 | 計算式 | 概算額 |
|---|---|---|
| 経費助成(最大75%) | 150万円 × 75% | 最大112.5万円 |
| 賃金助成(5名×40時間) | 960円 × 200時間 | 19.2万円 |
| 合計(概算) | 最大131.7万円 |
※上記はあくまで概算です。実際の助成額は審査結果・賃金要件・訓練内容の適格性により変動します。支給を保証するものではありません。「最大75%」は中小企業向けの上限率であり、全ケースで適用されるわけではありません。
OJTを組み込む場合の注意点
OJTとOff-JTを組み合わせた訓練計画(「OJT付き訓練計画」)を提出する場合、いくつかの要件を満たす必要があります。
OJT担当者の要件
- 社内で2年以上の実務経験を有する者が担当
- OJT担当者が指導記録(日誌)を作成・保存すること
- OJT担当者とOJT受講者が同一人物ではないこと
ライブコマースOJTの具体的な設計例
【OJT訓練メニュー例】
1. 実際の商品カタログを使った商品選定演習(2時間/回 × 5回)
2. 担当者立ち合いのもとでの試験配信(1時間/回 × 5回)
3. 本番配信後のKPI振り返りミーティング(1時間/回 × 10回)
合計:50時間のOJT訓練(担当者がリアルタイムで指導・記録を残す)
OJTの賃金助成を受けるには、上記のような具体的な訓練内容と時間数を訓練計画に明記する必要があります。抽象的な「現場での指導」では認定されない場合があります。
申請の流れ(Off-JT主体の場合)
訓練計画の作成・届出(研修開始の1ヶ月以上前)
→ 研修内容・対象者・時間数・費用を記載した「訓練実施計画書」を労働局またはハローワークに提出疎明書の準備
→ 研修会社から受講料の価格根拠書類(市場価格比較・カリキュラム詳細)を入手研修の実施・記録
→ 出席記録・訓練日誌を適切に管理。eラーニングは非同期型を避け、同期型を選択支給申請(訓練終了後2ヶ月以内)
→ 受講証明・領収書・賃金台帳・出勤記録を添付して提出審査・支給(申請後2〜6ヶ月程度が目安)
申請手続きは社内の労務担当者が行うことも可能ですが、社労士や研修提供会社のサポートを活用することで書類不備によるリターンを防げます。詳細は社労士申請代行の相場と無料サポート付き研修の比較をご覧ください。
よくある疑問
Q. 同じ研修をOJTとOff-JTで「両方」申請できるか?
研修の性質によって分けることは可能です。たとえば「外部講師による集合研修(Off-JT)+ 社内指導者による実践演習(OJT)」という訓練計画を一体で届け出ることができます。ただし、OJTとOff-JTの時間・内容が明確に区別できることが前提です。
Q. フリーランスに委託しているライブ配信業務をそのまま「OJT」として申請できるか?
できません。OJTは雇用されている社員に対する訓練です。外部委託先への支払いはOJT助成の対象外です。対象社員を社内で雇用していることが前提となります。
Q. Off-JT研修を受けた後、社内で応用する実地演習もOJT助成を受けられるか?
Off-JTとOJTを組み合わせた訓練計画を事前に届け出ていれば可能です。訓練計画の作成時点で組み込んでおく必要があります。研修開始後に追加することはできません。
Q. 人数が1名でも申請できるか?
はい。ただし、1名あたりの上限訓練時間があり(通常680時間など)、賃金助成の実質額が小さくなるため、複数名での一括申請の方が経費助成の単価メリットを活かしやすくなります。詳しくは複数名一括受講と助成上限の最適化をご参照ください。
ライブコマース研修でOJT/Off-JTを使い分ける実践パターン
パターン①(スタンダード):Off-JT研修で土台を作り、OJTで実戦力を磨く
- Off-JT:外部専門機関による「TikTok Shop × 中国式ライブコマース実践研修」(2日間集中、同期型)
- OJT:Off-JT後に社内担当者が立ち合い、実際の商品での試験配信を5回実施(記録付き)
このパターンが最も助成効率が高く、実務スキルの習得も早い。
パターン②(コスト優先):Off-JTのみ、eラーニング型を除外
- Off-JT:同期型オンラインライブ研修(月2回 × 3ヶ月)
- eラーニング教材は補助教材として自己学習に使用(助成対象外として扱う)
賃金助成も経費助成も両立するには、非同期動画の視聴を「正式な訓練時間」に含めないことがポイント。
パターン③(即戦力育成):OJT単独
- 既にライブ配信経験者(ライバー)が社内にいる場合、その人物をOJT担当者に指名して新人を育成
- 賃金助成のみだが、外部研修費がかからないため、ゼロコストに近い形で育成できる
ただし、OJT単独では理論・中国市場知識の習得に限界があります。本格的なライブコマース内製化を目指すなら、Off-JTとの組み合わせが推奨されます。
まとめ:ライブコマース研修の助成金活用はOff-JTを中心に設計する
| OJT | Off-JT | |
|---|---|---|
| 経費助成 | ✗ | ✅(最大75%、審査制) |
| 賃金助成 | ✅ | ✅(同期型のみ) |
| eラーニング | 非該当 | 経費○・賃金✗ |
| 疎明書 | 不要 | 必要(2026年改正) |
| ライブコマース研修での活用 | 補完的 | 中心 |
ライブコマースを社内に内製化するための研修は、外部専門機関によるOff-JT型を基本として助成金申請を設計し、社内OJTを「仕上げ」として組み合わせるのが現実的です。
助成額や対象可否は業種・企業規模・訓練内容によって変わります。まずはライブコマース研修×助成金の完全ガイドで全体像を確認のうえ、詳細は専門家への相談をおすすめします。
また、eラーニング型ライブコマース研修は賃金助成対象外【2026改正】の記事も合わせてご確認ください。
無料個別相談で最適なプランを確認する
「OJTとOff-JT、自社はどちらで申請すべきか」「疎明書の準備はどうすればよいか」「今の研修計画で助成金が受けられるか確認したい」——そうした具体的なご相談に、CNavi TikTok Shop Campusでは無料個別相談で対応しています。
助成金申請サポートつきの研修プログラムについて、まずはお気軽にご相談ください。
▶ 無料個別相談を予約する(TimeRex)
クレジットカード不要・完全無料・所要時間30〜45分
本記事に記載の助成金情報は2026年7月時点の制度に基づいています。助成金は審査制であり、支給を保証するものではありません。最新の要件は厚生労働省または最寄りの労働局にご確認ください。
無料個別相談
助成金の支給可能性、 まずは無料でご相談ください。
御社の業種・人数・商品から、助成金の支給可能性と最適プランをご提案します。導入を決める前のご相談だけでも歓迎です。
無料で個別相談を予約する個別相談は約30分、オンライン(Google Meet)で実施します。 導入決定や契約は不要です。
関連記事